バレンタインデイに絡めた短編を、なんとか日付が14日のうちに投稿サイトにアップすることができた。本当にギリギリで、最後のほうはざっと誤字のチェックだけした程度だ。
以前にも書いたけれど、私は何度も何度も読み返しながら書いて、書き上げたらしばらくおいて頭の中からいったん追い出して、またじっくりと読んでチェックし直す、というやり方で、納得ができてから公開したいと考えている。なのでこんなふうに、ろくに推敲もしないまま人の目に触れるところに置くのは初めてのことだ。
ついでなので正直に云うと、昨年のクリスマス前にはクリスマス短編を書いていた。が、まったくそれは間に合いそうもなく公開どころか書き上げることを途中で諦めてしまった。季節ものはやはりその日を外すと輝きに欠けるし、乗り遅れた感があるとまるで売れ残りの投げ売り品のようでなんだかみじめだ。書きかけのそれは消さずにとってはあるので、十ヶ月後には完成させて公開できればいいなと思っている。
そんな前例があったので、バレンタインこそはなんとかしたかった。テディの姓と同じだし……というのはまあどうでもいいのだが、ふたつ続けてまた書けませんでしたーっていうのはダメでしょう。誰が知るところではなくても、自分的に。それに、ずっと書いている寮制学校編とリンクする部分もあるので、これは来年のバレンタインに……というわけにはいかなかったのである。どっちが先でもいいけれど、来年の二月では間が開きすぎるから。
で、なんとか書き上げて時計を睨みつけながらアップした、というわけである。
いちおう後からちょこちょこっと細かいところを改稿するかも、と言い訳はしておいた。ってか絶対するやろそんなん。バレンタインのお話だからいいよね。ちょこだけに。
そして件の寮制学校編は、やはり長くなりそうだ。今13万文字を超えたところで止まっている（短編を書いていたため）が、やっと話が佳境に入ってきたところで、おそらくまだ5、6万文字は最低でもいくと思う。目標にしていた三月公開というのは厳しくなってきたかもしれない。っていうか二月ってほんの三日短いだけなのに、なんでこんなに早く過ぎる感じがするんだろう……。
