碧柘榴庵

-aozakuro an- ロックと映画と猫を愛する文字書きのブログです。

終わりが見えない。

 ロンドン寮制学校編、時間をみつけては書き進めているのだけれど……長い。自分で云うのもなんだが本当に長い。しかも、もう既に16万文字とかなり長くなっているというのに、プロットをしっかり見直したところ、これでまだやっと描いている期間的には半分なのだ。
 期間、というのはテディがルカと同じ学校に編入してからふたりが放校されるまで、のことである。だから、文章的にはもうとっくに半分を超えているかもしれない。ひょっとしたら、もう全体の三分の二くらいにはなっているかもとも思う。初めのほうはどうしても舞台となる場所の風景や学校の設備、規則や生活、登場人物についての描写が多くなり、文章量も増えるからだ。

 そのうえ、いろいろなことが起こって、かなりのページ数になっているのに実はほんの一日二日の話、なんてこともある。しかしそれはこれから書く部分でも同じで、こればかりは書いてみないと自分でもわからない。あとはこんなことしか起こらないからそんなに文字数いかないだろうと思っていても、いざ書いてみるとキャラが勝手に動きだしたり、状況の説明などでやたらとページを喰ったりしてしまうことがある。自分が描きたいものをちゃんと表しつつ、できるだけ簡潔に無駄のない文章を書くというのは本当に難しい。私は映画が好きで、文章を書いているときも常に頭の中でその映像を流して、それを書き留めようとするようなやり方なので、特に描写で長くなってしまいがちなのだ。わかってはいるのだけれど……なかなか(溜息)

 とまあ、こんな感じなので、三月頃には……などと云っていたのは、もう完全に無理です(殴)

 週に一話ずつ上げて連載しても、今のストックがかなりあるので追いつかれることなく書き進められるのでは……とも考えたけれど、どうもやはりすべて書き上げてから何度も見直して――というやり方を変えることへの抵抗感がすごい。とても長い話なので一気に上げることはせず、連載という形をとろうとは思っているけれど、それでもプロローグを上げるときは書き上げ、しばらく寝かせ、何度も見直したあとじゃないとダメ、なのだなあ――それどころか、今の話を書いているうちに表記のばらつきが気になり始めるわ(気付く or 気づく、など)、行間で間を表現するのは邪道だと思っているけど、それでもこれだけ文字が詰まってるとウェブで横書きは読みづらいなあ、もう少し見やすく直したほうがいいかとか思い始めるわ――過去作全部直したい病にかかっちゃって。

 だからたぶん今後の予定としては、まず三月連載開始予定だったロンドン寮制学校編はとりあえず無期延期、それの公開を始められたらこっそり過去作の修正をしようと思う。修正と云っても今書いたように表記をチェックし直して統一するのと、適度に改行入れて見やすく整えるだけだけど。

 しかし、好きなことって本当に飽きずにずっとやっていられるものなのだなあ。私の場合、それはPCに向かっていることなのかそれとも文章を書くことなのか、自分で創った理想のキャラを虐め……もとい、可愛がることなのか、判然としないが。